『あまちゃん』の脚本家・宮藤官九郎さんが手がける新作映画『謝罪の王様』に盗作疑惑が浮上しています。
『謝罪の王様』のパクリ疑惑とは
上の画像は今年9月公開予定のコメディ映画『謝罪の王様』のポスター。これを見てパクリではないのかと怒っているが、土下座をテーマにした漫画『どげせん』の作者のRINさん。
『どげせん』は、高校教師の主人公があらゆる問題を土下座で解決していくというストーリーで、絵はこんな感じです。
一方の『謝罪の王様』は問題のポスターに加えて、「ケンカから国家存亡の危機まで謝り倒して何でも解決します!」という設定ですから、思いっきりかぶっていますね。
これに対してRINさんはツイッター上でパクリ疑惑を訴えはじめました。
RINさんのツイート
「謝罪の王様のポスターにびっくり。宮藤官九郎ほどの才人に、、、、パクられたぜ!」
「取りあえず宮藤官九郎に道で会ったら殴りたいね」
「とりあえず、パクった事実を認めて、オレや板垣氏に謝罪しろよ」
「宮藤官九郎には失望したわ。舐めるなよ」
「やったもん勝ちみたいな風潮には反吐が出るわ」
殴りたい発言については、その後謝罪してツイートなどは削除されたそうです。
RINのプロフィール
RIN(笠原 倫)、1956年6月16日生まれ(56歳)。代表作は、サンガース、唇にパンク、女郎、黒い太陽、など。
漫画で食っていくのが難しくなり廃業を考えていた中、人気漫画家・板垣恵介氏との合作『どげせん』が話題を集め大ヒットとなります。しかし、板垣氏との“土下座性”の違いから『どげせん』は約1年で強制終了。
ここから2人は別々の土下座漫画を描くことになります。RINさんは、2012年3月から『どげせんR』と改題して連載を再開、2013年1月に最終回を迎えました。
片や、板垣氏の土下座漫画「謝男 シャーマン」は現在も連載中です。
謝男(シャーマン)板垣恵介との確執
『バキ』シリーズでも有名な人気漫画家・板垣恵介氏は、『どげせん』が連載を終了した原因について、実は“土下座性の違い”ではなく“仕事観の違い”だったとこちらで話しています。
もともと「土下座をする先生」という設定は板垣氏のアイデアだといいます。
完璧主義の板垣氏は、RINさんの仕事に満足できなくなり、徐々に板垣氏の作業の割合が増えていったそうです。すると、RINさんが「自分ひとりで描いても面白いものになる」と逆に主張しだしたので、それならばお互いに別々の土下座漫画を描いて読者に判断してもらおう ということになったのだとか。
過去の土下座ネタ
コント番組『笑う犬』の中で、ウッチャンが「関東土下座組」というコントを10年以上前に披露していました。
宮藤官九郎さんはこの番組の構成作家を務めていた時期があるそうです。
ネットの声
どげせんとやらは元祖名乗れるだけの先駆者なの?
それなら怒るのも仕方ないか
この漫画知らなかったけど、これ面白そう。
売り上げ伸びたりして。
謝罪するところまで組み込んでる出来レース
テーマ的にも炎上&謝罪で解決がぴったりだね、コレは。
新手のプロモーションと思えるくらい
訴訟したらええやん
確かに怒る気持ちもわかるけど
盗作としては認めないだろうし
裁判でも負けると思うよ
大人計画は調子乗りすぎだから
そろそろ釘を差しておいた方がいいね
土下座題材の作品なんか今までも何個もあるんだけど・・・(´・ω・`)
最近のプロモはこんなんだな
まぁパクリだな
クドカンが土下座すればいいんじゃね?
設定が被ってる!謝罪しろ! 程度の、めんどくさい言いがかりに聞こえる
どげせんって、どげんかせんといかんのパクリだろ
どげんかせんといかんと思ったわけだな
『謝罪の王様』は完全否定
映画配給元の東宝は「企画から違うものですし、どげせんとはまったく関係はありません」と完全否定していて、ポスターも差し替えるつもりはないそうです。
『謝罪の王様』側は、土下座マンガが土下座ネタの元祖じゃないことを知っていたわけですから、騒がれて話題になることを見越してあえて似たようなポスターにしたのかもしれませんね。